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ネタばれなし

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遥か4オンライン連載第5回目までの感想その2

[ あおのさん : 2008/12/16 ]

もう一点は5章天秤イベントです。
この時点でひとまずの休憩に入ったわけではないので、
にもかかわらず二人が抜けてしまうと、何やらとても迷惑な人たちのようです。
一刻を争う事態なのに恋愛イベントやってる場合じゃないよ!と、読んでいてちょっと共感しづらくて…。
また、「先に行け」という那岐のセリフですが、
常世勢に追われているのは実質二ノ姫なので、
那岐を置いて行くとなるとむしろ千尋たちが追い詰められるだけ、
那岐がそれを許容しているように見えて、これまたちょっと違和感でした。

せっかくゲーム内には無かった「殺人に対する自覚から来る千尋の不安定」という新要素があるのだし、
あっさり立ち直るのも変な感じがするので、
もう少し那岐の側の恐怖と絡めて、
セリフをアレンジしてもいいんじゃないかと思うのですが・・・。

プロフェッショナルでも無いくせに偉そうでごめんなさい。
(ある意味、プロの方相手だからこそ、
 一読者として正直な感想が言えるというのはあるのですが)
やっぱり大好きな作品のノベライズ化で、
1巻を読んでから期待度も高いので、
つい率直な感想を述べたくなってしまって・・・。
おそらくまた、ご迷惑も顧みずに来襲することと思いますが、
適当にお読み頂ければ嬉しいです。

[ 時海結以 ]

はい、那岐の5つめの天秤イベント、ゲームでは戦闘が本格的に始まる前ですよね。
必要あってこのシナリオをぜひ活かしたかったわけです。

どこにこのイベントを入れようか悩んだのですが(あまり後ろにすると、この後さらに悲惨で酷い戦闘がありますから、よけい千尋が逃げたみたいになってしまう)。
吊り橋効果というか、二人がいきなり始まった戦闘で混乱し、恐怖を抱いてしまったのですね。

しかも周囲のキャラは戦闘に慣れているため、自分だけが違和感孤独感……という中で思わず「逃げこんだ」から、たがいに極端で早まったことを言ってしまったのではないか、と考えました。

つまりあれはけっきょく、現実逃避行動なんだと思います。平和だったらたぶん、ずっといつまでも親友でいつづけるために、わざわざ仲をぶちこわすような行動はどちらもしなかったのでは?

そういう冷静な判断もできなくなっていたのではないかと考えました。確かに端迷惑ですが、二人はあまりにも若く、しかも「大人へ向かう時期」を完全に平和な世界で過ごしてしまったんですよね。

吊り橋効果、というのは恐怖へ追いこまれたときに、すがりつける異性がすぐそばにいると、本能的におたがい恋愛感情を抱いてしまう……つまり子孫を残そうとする本能が働くようなことではないかと、解釈してます。


しかし逃げられない戦闘から逃げていてはダメでして、案外ショック強すぎて、ふたりとも立ち直ったのかも。ここで相思相愛確認なら、かえってずるずると崩れ、恋におぼれていったように思います。そのくらい状況は厳しいでしょう。

自力で立ち直らないとそして周りに慰められてばかりいると、千尋がたいへん情けなく弱い女の子になってしまう、それは一国の女王になる資質を持つ千尋ではないのでは、というアドバイスを関係者のかたからいただきまして。

吐きそうでも歯を食いしばって、皆の前では弱音を漏らさずに千尋を前へ進ませようと努めました。もう少し先もお読みいただいたり2巻の発売後にまたご感想を伺えますと、さらにうれしいです。

彼女は苦しいのですが、まだ始まったばかりの戦闘で早くも心が折れていたら、女王の資質ではない、かといって痛みをさほど感じなかったら、それも女王の資質ではない、本当にバランスが難しいですね。

ご意見は参考にさせていただきます。たいへん勉強になりました、ありがとうございます。

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